過日、AWSで稼働するZabbixを3.0から4.0へアップグレードしましたので、簡単にレビューさせていただきます。
環境
CentOS7+MySQLの組み合わせです Zabbixは3.0系をインストールしておりまして監視対象ホスト数は20台程度なのでAWSのEC2インスタンスはt2.microで十二分に監視してくれています。
移行に際して
オンプレ環境だと、万が一のリカバリ(戻し)が心配で事前のバックアップが必要になると思いますがAWSなので自動で日次でスナップショット(AMI)を取得しているのでバックアップせずに実施します。Zabbix4.0のグローバルダッシュボードが試したくて発表早々に移行を決断しました。
移行手順
手順は簡単です。
ZabbixのSererを停止します。 systemctl stop zabbix-server リポジトリの更新 rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/4.0/rhel/7/x86_64/zabbix-release-4.0-1.el7.noarch.rpm Zabbixコンポーネントのアップグレード yum upgrade zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-agent 完了したらZabbixのSererを起動させます。 systemctl start zabbix-server Zabbixのログファイルで状態を確認する /var/log/zabbix/zabbix-server.log
移行完了後の感想
もっとも気に入っているのがグローバルダッシュボードですね。これまではダッシュボードを確認することは少なくZabbixからのアラートメールを確認するのが主でしたが、グローバルダッシュボードの自由度が格段にアップ!グラフを並べて性能監視したり、障害情報が点滅するので視覚的にも見やすくなっている。
地味にいい機能は監視アイテムの設定後に直ぐに取得のテストができることです。それまでは監視間隔を短くして取得してましたけど、これからは直ぐにテストして監視設定完了出来ます。
これからどのように使っていくかじっくり考えていきたいと思いますが、出来れば監視しなければいけないジョブや値を一覧出来るようにしたいですね。
本当に簡単ではありますが、Zabbix3.0系から4.0へのアップグレードの手順と感想でした。